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「秋桜の空に」のレビューNo.3

「秋桜の空に」のレビュー最終回です。

『秋桜の空に』のゲームスタイルはオーソドックスなADVなのですが、システムがかなりひどく、非常に使いづらいものであったため、後にユーザーによる使いやすい互換システム「C.H.A.O.S.」がフリーで公開されました。
オリジナルのシステムより格段に使いやすいため、『秋桜の空に』をプレイする場合はこのシステムをダウンロードして使うことをお薦めします。

『秋桜の空に』は『ONE~輝く季節へ~』や『Kanon』のような話の流れをしており制作側もそれを狙ったのでしょうが、この作品で泣き要素は完全に蛇足になっています。

純粋にコメディとキャラ萌え作品として楽しむことをお薦めします。
個性豊かな主人公や彼を取り巻くキャラによって織りなされるギャグは抱腹絶倒のもので、すずねえや晴姫、カナ坊の存在はかなり笑えるものでありながら同時に非常に萌えられるものだからです。

発売から数年経っているにも関わらず、いまだに「萌える姉キャラ」として非常に人気のある位置にいるすずねえ。
正直、この作品はすずねえのためにプレイする価値があると言っても過言ではありません! 

「姉属性」がない人もぜひプレイしてみてください。
プレイすれば必ずすずねえの甘さに骨抜きになります。
美少女ゲーム界を見渡しても、ここまで主人公を甘やかしてくれるキャラはいまだ他に存在していません。

『秋桜の空に』は小説、ドラマCDも発売されていますが、どちらもシナリオをゲームのシナリオライターである竹井10日氏が手掛けているため、原作の味を損なっておらず評価が高いです。

「姉萌え」ゲームをプレイしたことがない人、笑えるゲームがやりたい人、萌えるゲームがやりたい人はぜひどうぞ。

あなたも「姉萌え」に目覚めてみませんか?


「秋桜の空に」のレビューNo.2

「秋桜の空に」のレビュー2回目です。

『秋桜の空に』の魅力は9割方キャラクターの魅力であると言っても過言ではないかもしれません。
とくに靖臣にだだ甘のお姉ちゃん・涼香、通称「すずねえ」の破壊力は凄まじいです。

すずねえは靖臣(涼香は靖臣を「オミくん」と呼ぶ)にひたすら甘く、靖臣が呼べば即駆けつけ、それどころか靖臣が来てほしいと念じるだけで来てくれます。

何か困らせるようなことを言っても「おねえちゃ~ん」と言えば「オミくん、ごめんね、ごめんねっ」と言ってとにかく靖臣を甘やかします。ここは素直に甘えておきましょう。
後の「だだ甘」「姉萌え」の元祖的存在です。
喋るときは「だめだぞっっっっっっっっ!」のように、「っ」を溜めて喋るのが特徴。

晴姫はツンデレの元祖とも言うべきキャラクター。
靖臣が「はるぴー」と呼んだり、胸がつるぺたであることを指摘すると即座にキレ、「絶対殺す」と言って靖臣を追いかけ回します。
ツインテールが特徴。

若菜は病気がちで小柄な女の子。
語尾に「カナ」を2回付けて喋るため、靖臣からは「カナ坊」と呼ばれています。
小柄なわりに入院中に仕入れた「おばあちゃんの知恵袋」的知識を持っているのが意外なところ。

初子は若菜の親友で爆乳を誇ります。
数々のトラブルを引き起こす、ある意味靖臣以上のトラブルメーカー。

ひよりは靖臣の学園の出身で、現在は国語の教育実習生として学園にやってきています。
「くしゅ~」が口癖で、美人な見た目とは裏腹にかなりのドジ。

この作品では攻略キャラである女の子たちだけでなく靖臣の個性もかなり立っており、毎回度肝を抜くような言動や行動をします。
そのため、靖臣と他のキャラの掛け合いはとにかく笑えるでしょう。


「秋桜の空に」のレビューNo.1

「秋桜の空に」を3回に渡ってレビューします。

オタク界では「妹」というのは一大属性です。
凄まじい人気を持つものです。
しばらく前、もともとは雑誌『電撃G'sマガジン』の誌上企画から出発した「シスタープリンセス」が爆発的にヒットしたこともあって、一時期オタク界は右を向いても左を向いても妹、妹でした。

そんな「妹ブーム」の渦中であった2001年、果敢にもメインヒロインに「だだ甘お姉ちゃん」、つまり「姉」を据えてMarronより発売された美少女ゲームが、今回紹介する『秋桜(こすもす)の空に』です。


ストーリーは、トラブルメーカーの主人公・新沢 靖臣(にいざわ やすおみ)が、幼馴染みで靖臣に異常に甘いお姉ちゃん・桜橋 涼香(さくらばし すずか)、気が強くからかわれると「絶対殺す」の口癖が発動する佐久間 晴姫(さくま はるひ)、小柄で語尾に「カナ」を2回付けるのが特徴の楠 若菜(くすのき わかな)、奇抜な性格で思い付きで行動する尼子崎 初子(あまこざき ういこ)、教育実習生のドジな女性・小泉ひよりたちと学園生活を繰り広げるというもの。

最初はひたすらギャグ調の会話が繰り広げられ、かなり笑えるものになっていますが、物語が後半になると「泣きゲー」系のストーリーになります。

この作品の失敗点は、下手に泣き要素を入れてしまったこと。
泣き要素が陳腐で入れ方も下手なため、キャラのやりとりを楽しんでいたユーザーは後半で冷めてしまうのです。

ですがキャラの個性は非常に強く、ギャグも大変笑えるため(この点では美少女ゲームでトップクラスでしょう)、ぜひプレイしてみてほしいと思います。


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