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「同級生2」のレビューNo.4

「同級生2」のレビュー最終回です。

美佐子さんは唯の母親で、実家の喫茶店をひとりで切り盛りしています。主人公を優しく見守ってくれる、穏やかな女性です。

こずえは主人公の後輩。少し変わった性格をしており、主人公に憧れており主人公に積極的に近付こうとします。

美鈴は主人公の担任で、大人っぽい雰囲気が魅力の女性。
問題児の主人公をいつも気に掛けてくれます。

美里は八十八町にあるバス会社「入梅興業」のバスガイド。
主人公が温泉旅行に行く際に知り合うことになります。

美沙は前作『同級生』にも登場した人気キャラクター。
前作の主人公とは別れ、たまたま八十八町を訪れたところを主人公と出会います。
スポーツが得意な活発な女性です。

愛美は八十八町にある保育園「聖・花園保育園」の保母さん。
美人で優しい性格ですが、男性恐怖症的なところがあります。

久美子は主人公が温泉旅行で泊まった旅館の一人娘。
子供っぽい性格の少女で、都会に憧れており、主人公が八十八町に帰った後主人公の家に転がり込んできます。

佐知子は久美子の母親で旅館の女将。非常に妖艶な容姿をしていますが、久美子のことを誰よりも気に掛けています。

『同級生2』は、どのキャラクターも竹井正樹氏の魅力溢れるキャラクターデザインと相まって非常に個性的です。グラフィックも大変美麗です。

マップを歩き回ってフラグを立てるというシステムは今の美少女ゲームユーザーには大変厳しいものがあると思いますが、目的もなくただ街中を歩き回っているだけでも何が起こるかわからず楽しいのもまた事実。

『同級生2』は美少女ゲームの歴史を語る上では決して外せない作品です。
こういったスタイルの美少女ゲームをプレイしたことがない方にはぜひプレイしていただきたいと思います。


「同級生2」のレビューNo.3

「同級生2」のレビュー3回目です。

『同級生2』の攻略キャラクターは全部で15人。
鳴沢唯、水野友美、篠原いずみ、舞島可憐、加藤みのり、南川洋子、杉本桜子、鳴沢美佐子、都築こずえ、片桐美鈴、野々村美里、田中美沙、安田 愛美(やすだ あずみ)、永島久美子、永島佐知子です。

唯は主人公の同居人で、主人公と同い年にも関わらず主人公を「お兄ちゃん」と呼んで慕います。
現在美少女ゲームの一大属性である「妹萌え」のパイオニア的存在で、唯のせいで妹属性に目覚めた人は多いでしょう。

友美は主人公の幼馴染み。成績優秀な優等生でおとなしい性格をしています。
何か悩み事があって主人公に聞いてほしいようですが…。

いずみはボーイッシュで元気な少女。主人公とは悪友的な仲で、篠原重工の社長令嬢ですがそのことを鼻にかけたりしない気さくな性格です。

可憐は主人公のクラスメイトですがトップアイドルのため学園にはほとんど登校してきません。
アイドルという立場を気に掛けず気軽に接してくれる主人公に惹かれてゆきます。

みのりは牛乳瓶の底のようなグリグリ眼鏡にお下げという地味な外見の少女。
自分のことを話そうとしないため主人公も彼女のことは詳しく知りません。

洋子はバイク屋の娘でバイクが大好きな不良。
主人公とは言いたいことを言い合えるいい友人です。

桜子は隠し的キャラクター。
慎重にゲームを進めていないとその存在に気付くことはできません。
病院に入院している病弱なおとなしい少女で、会いに来てくれる主人公に好感を抱くようになっていきます。


「同級生2」のレビューNo.2

「同級生2」のレビュー2回目です。

「同級生2」のゲームデザイン・シナリオは、『ドラゴンナイト』『リップスティックアドベンチャー』『野々村病院の人々』などのヒット作で美少女ゲーム界を草創時代から牽引していた蛭田昌人氏。
原画は美麗な絵柄が特徴の竹井正樹氏。

ゲームスタイルは、女の子が大好きで破天荒な性格の問題児の主人公「りゅうのすけ」が、冬休みの2週間の間に、街中を歩き回り女の子と会ってフラグを立て、うまくストーリーを進めてHシーンを見てEDを迎える、というものです。

歩き回る場所は主人公の住む八十八(やそはち)町、 歓楽街のある如月町、主人公の通う八十八学園です。

この街中を自由に歩き回るゲームスタイルは当時画期的で、その後多くのブランドから亜流の作品が多く出たりしました。

ゲーム画面には日付と時刻がつねに表示されており、狙ったタイミングで正しい場所に行かないと女の子とのストーリーは進展しません。

このためこの作品の難易度は大変高くなっており、当時タイムスケジュールをノートにびっしりと書き込んで攻略に熱中していたプレイヤーも多かったといいます。

時間を上手く調節すれば複数の女の子のストーリーを同時に進められる「同時攻略」も可能なので、これに夢中になった人も当時多かったのではないでしょうか。

ストーリー性は当時の美少女ゲームの中ではかなり高かった方で、キャラクターの魅力と相まって多くのプレイヤーを虜にしました。

結果、『同級生2』は爆発的にヒットし、売れた本数は20万本以上という話もあります。

これは今のようにパソコンが普及していなかった時代を考えれば異例のことです。

OVA化、数々のコンシューマー機への移植、関連グッズなども数多く発売されました。『同級生2』はまさに当時の美少女ゲーム界での化け物的ソフトだったのです。


「同級生2」のレビューNo.1

「同級生2」を4回に渡ってレビューします。

いまやパソコンは誰もが持っているもので、OSは初めてパソコンに触る人でも難なく使えるWindowsやMAC、美少女ゲームの媒体もDVD-ROMやCD-ROM数枚組が当たり前ですが、まだパソコンが高嶺の花でPC-88、PC-98、FM-TOWNSが主なマシンだった頃、美少女ゲームの媒体はフロッピーディスクでした。

今でこそ美少女ゲームのグラフィックは美麗なフルカラーですが当時は8色、16色で、ハードディスクもパソコンに当然のように付いているものではなく、基本的に別売りだったのです。
信じられないでしょうが、ほんの100MBのHDDが数万円もする時代でした。

現在は美少女ゲームはHDDドライブにインストールしてプレイするのが当たり前ですが、そんな事情のため当時は多くのユーザーがHDDなど買えず、FDから直接ゲームを読み込んでプレイしていたのです。
1枚のグラフィック表示にも数秒かかるというようなプレイ環境でした。

そんな中、1995年に美少女ゲーム黎明期から大ヒット作品を連発していた大手ブランド、elfより発売されたのが今回紹介する『同級生2』です。

FDの枚数は当時の美少女ゲームとしては群を抜いて多い12枚という大容量で、HDDなしでプレイするにはしょっちゅうFDを入れ替えなければならないという大変煩わしいものでした。
そのため、この作品のためにHDDを買ったユーザーも当時大変多かったのです。

「HDDが普及したのは同級生2のおかげ」という、冗談か本当かわからないような話まであるほどです。


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